おめでとうのお菓子

7月末、知人の小さな女の子のお誕生日ケーキをつくった。
果物と生クリームのケーキ、というご注文。
そのとき、手に入った果物が白桃とぶどう。
あと、コトコトとラズベリージャムもつくった。
生クリームのケーキは、そんなにつくる機会がないから、
つくるときは、いつもどきどき。


あの小さな女の子のイメージは、麦わら帽子と赤い尾の草履を履いてるような元気な子。
わたしの娘もそんな姿の似合う子だ。
ずいぶん会ってなかったから、どんな子になってるだろうと、想う。
ケーキを仕上げてみると、大人っぽい雰囲気。
でも、ぽーっと眺めてみると、
白桃は、ふんわりやさしく包んでくれるお母さんのよう、
その上で、ぶどうはまるまるころころうれしそうに、転がっている、こどものよう。
透きとおる姿も、こどもの瞳やこころのよう。
おさんぽの時拾った、小さな栗も、とっても元気なこどものよう。



これに、小さなこどもクッキーと、おめでとうのクッキーをつけた。


小さな女の子、喜んでくれたかな。
どんな顔して食べたかな。
おいしかったかな。
みんなにお祝いしてもらって、
きっとしあわせいっぱいのお誕生日だっただろうなぁ。
おめでとう。
ありがとう。