干菓子


どんぐりひろい。


吉田山は、いろんな形のどんぐりが落ちている。
どんぐり拾いの楽しい季節。

夜のお茶会、ひとひと茶会のお干菓子を仕込む。
そばぼうろ。
これだけでもかわいい。
でも、もうすぐ、すてきなおいしい衣をまとう。
暗闇と和ろうそくの灯の中で、どんな景色にみえるかな。


ひと粒ひと粒、どんぐりを想って丸めていると、
そこからまたいろんな空想が広がっていって、わくわくしてくる。
お菓子で、絵本のようなものを作ること、夢だった。
それを、今日思い出した。




こちらは試作。
枯葉。
米とニッキ。
せんべい。
お花は余り生地であそぶ。


先日、思い立って、ろうそくつけて、お菓子作りしてみたら、
ここちよくて、やみつきになっている。
昼間のろうそくの灯、すこしずつこころが静かに落ち着いていく。
ろうそくの灯りがわたしに寄り添ってくれてるようなきもち。
おかげで、よいお仕事できた。